リクルートの新卒採用は、公式サイトにコース別の選考フローと面接回数の目安が載っています。一方で、最終面接の面接官や所要時間、結果連絡の時期までは公式に書かれていません。中途採用(キャリア採用)も、確認した公式ページに選考フローの記載はありませんでした。

この記事では、公式採用ページで確認できた事実と、第三者サイトに公開されている選考体験談を分けて整理します。体験談は個人の事例で、年度やコースによって変わる可能性があります。確認できなかった項目は推測で埋めず、そう書いています。

対象の範囲は、リクルートの新卒(2027年度)と中途の採用です。Indeed など他のグループ会社の採用は扱いません。

リクルートの選考フローと最終面接の位置づけ

新卒は誰が採用し、どのコースがあるか

新卒の公式採用ページ(2027年度)では、採用の運営主体が「株式会社リクルートホールディングス」と記載されています。募集要項には、入社後は原則としてリクルートグループ各社(株式会社リクルート、株式会社インディードリクルートパートナーズなど)に出向するとあります。

コースは5つで、職種例は次のとおりです。コース名は年度で変わることがあるため、受ける年度の公式ページで確認してください。

コース(2027年度) 公式ページにある職種例
ビジネスグロース マーケター、顧客接点、事業企画、コーポレートスタッフなど
プロダクトグロース PdM、エンジニアなど
エンジニア ネイティブアプリエンジニア、インフラエンジニア
データスペシャリスト データサイエンティスト、データエンジニア
デザイン デザイナー(UI/UX)、アートディレクター

エントリーは1コースだけです。選考の過程で、適性などの観点から別のコースを案内されることがあり、ES提出後のコース変更は受け付けていないとよくあるご質問に書かれています。

面接回数はコースで違う

2027年度の公式ページでは、選考の流れは「マイページ登録、ES提出、適性検査またはWebテスト、書類選考、面接、内々定」です。ESの提出締切は、確認できたコースのページでいずれも2026年4月1日(水)13:00でした。面接はコースごとに回数の目安が示されています。

コース 面接回数の目安 書類選考で使うもの
ビジネスグロース 2回 ES、SPI
プロダクトグロース 2回 ES、SPI
エンジニア 4回 ES、Webテスト
データスペシャリスト 4回 ES。選考中にスキルテストを受ける場合がある
デザイン 3回 ES、SPI、ポートフォリオ

いずれも目安で、候補者の状況によって面接が追加されることがあると書かれているコースもあります。最終面接が何回目にあたるかは、コースによって変わります。確認した公式ページには、最終面接の面接官や所要時間の記載はありませんでした。

面接の形式は、公式のよくあるご質問ではコースや選考ステップで異なり、書類選考後に案内するとされています。海外在住者向けの回答には「基本的にオンラインでの実施を予定」「選考の中で1度はご来社いただくことも検討」とありますが、国内在住者を含む全体の形式を示したものではありません。

2027年度の新卒募集は各コースのページで受付終了と表示されています。上の回数・日程は2027年度のもので、次年度の内容は公式ページで確認してください。

最終面接の形式:体験談にある面接官・時間・形式

公開されている選考体験談では、最終面接の形式にばらつきがあります。就活会議の面接体験記の一覧(最終面接9件の表示分を確認)から、年度とコースつきで例を挙げます。

  • 27卒ビジネスグロース: 対面で、面接官は人事とされる例
  • 27卒エンジニア: オンラインで、面接官は人事とされる例。時間配分として、自己紹介3分、趣味・特技3分、学生時代に力を入れたこと15分、志望動機5分と書かれている
  • 26卒ビジネスグロース: 対面の例が多く、面接官は人事部や現場社員と書かれたものがある

確認できたのは一覧に載った9件の抜粋で、形式や面接官は投稿ごとに違います。全員に同じ形式になるとは言えません。所要時間が書かれていたのは上のエンジニアの1件だけでした。

公式サイトが示す価値観と準備の手がかり

最終面接でどこが見られるかは、公式には書かれていません。そのため、ここでは公式サイトが示す価値観を、準備の手がかりとして紹介します。採点基準を示すものではありません。

経営理念のページでは、ビジョンを「FOLLOW YOUR HEART」とし、バリューズに次の3つを挙げています。

  • 新しい価値の創造(Wow the World): 常識を疑うことから始め、良質な失敗から学び、変わり続けることを楽しむ(公式の説明の要約)
  • 個の尊重(Bet on Passion): すべては好奇心から始まり、一人ひとりの好奇心が情熱を生み、その違いが価値を創る(公式の説明の要約)
  • 社会への貢献(Prioritize Social Value): 一人ひとりが当事者として社会の「不」(公式の表記)に向き合う(公式の説明の要約)

創業者の「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉が根底にある、とも説明されています。後述の体験談の質問は、「力を入れたこと」「人生の転機」「入社後にやりたいこと」など、本人の動機や選択の理由を尋ねる例があります。自分が何に関心を持ち、なぜそう決めたかを具体例で話せるようにしておく、という準備につながります。

エンジニアコースの公式ページには、システム開発への興味と探求心、エンジニアリングでビジネスに価値貢献したい思い、困難を最後までやり遂げる意欲のいずれかがある人を対象にする、という趣旨の記載があります。開発実務の経験は問わないとされています。

体験談にある質問と答え方

「リクルートの最終面接で聞かれることは?」という疑問には、公開体験談の範囲で答えます。以下は就活会議の最終面接の一覧(26卒・27卒)にあった質問や話題で、各投稿1件の抜粋です。頻度や定番かどうかは確認できません。

年度・コース 面接形式 質問・話題の例
27卒ビジネスグロース 対面 逆質問として、新卒社員に期待すること
27卒エンジニア オンライン 自己紹介、趣味、学生時代の経験、志望動機
26卒ビジネスグロース 対面 入社後にやりたいこと
26卒ビジネスグロース 対面 どんな人で、リクルートのどこで活躍できるか
26卒ビジネスグロース 対面 大学・学部を選んだ理由
26卒ビジネスグロース 対面 一番大変だったこと
26卒ビジネスグロース 対面 価値観が変わった人生の転機
26卒ビジネスグロース 対面 ESに書いた以外に力を入れたこと

答え方の組み立て

回答の中身は一覧の抜粋では確認できないため、組み立て方は編集部の作例です。「どんな人で、リクルートのどこで活躍できるか」に対しては、事実、理由、会社との接点の順に話すと整理しやすくなります。

作例の前半は自分の経験を述べる部分で、創業者の言葉(自ら機会を創り出す)に近い内容です。後半は公式の価値観(個の尊重)に結びつけています。自分の言葉で、自分の経験に置き換えてください。

「入社後にやりたいこと」「人生の転機」のような問いでは、どこまで事実で、どこからが考えかを分けて話すと、深掘りに答えやすくなります。逆質問は、公式サイトや社員紹介で調べた内容を前提に、「そのうえで知りたいこと」を聞く形にすると、調べたうえでの質問だと伝わります。

中途採用の最終面接:確認できた範囲

「リクルート 中途」「リクルート 転職」で調べる人向けに、確認できた範囲を書きます。

キャリア採用ページには、職種区分として次の5つが載っています。選考フロー、面接回数、求める人物像の記載は、確認した範囲にありませんでした。

  • コーポレート職
  • テクノロジー職
  • ビジネス企画職
  • プロダクト企画職
  • 顧客接点(営業等)

希望の職種に募集がない場合は、キャリア登録を案内しています。選考の進み方や最終面接の面接官は職種や募集ポジションで違う可能性があるため、応募したポジションの案内や、エージェント経由なら担当者に確認するのが確実です。公開されている中途の最終面接体験談は年度も職種もさまざまで、本文の出典にできる範囲で内容を確認できたものはありませんでした。

「リクルートエージェント 最終面接」で調べた場合

リクルートエージェント(RECRUIT AGENT)は、リクルートホールディングスの事業構成のページで、HRテクノロジーSBUの転職支援サービスとして紹介されています。リクルートエージェントを使って別の企業を受ける場合の最終面接は、その企業の面接です。この記事で扱う最終面接は、リクルート自身への応募に限ります。エージェント経由でリクルートに応募する場合も、選考の内容は応募ポジションの案内で確認してください。

結果連絡の時期:確認できた範囲

最終面接の結果がいつ届くかは、確認した公式ページに記載がありませんでした。就活会議の一覧にも、結果連絡の時期が読み取れる記載はなく、体験談から目安を示すことはできません。「リクルート 最終面接 結果 いつ」と調べる場合は、面接の最後に案内された連絡方法や期日を聞いておくか、マイページ(新卒)や担当者(中途)に連絡の目安を確認するのが現実的です。

最終面接前に見直したい点

「最終面接で落ちる」理由を示す調査や公式の説明は、確認できませんでした。ここでは、公式情報と体験談の質問から、準備として見直せる点を挙げます。

  • ESに書いたことの背景を、書かなかった部分まで話せるか。体験談には「ESに書いた以外に力を入れたこと」を聞かれた例があります
  • 転機や大変だったことについて、そのとき何を考えて何を選んだかを説明できるか
  • 志望するコースの職種で、入社後に取り組みたいことを具体的に言えるか。コースの職種は募集要項で確認できます
  • 公式のバリューズ(Wow the World、Bet on Passion、Prioritize Social Value)を、自分の経験の言葉に置き換えられるか
  • 面接が対面かオンラインかを、案内で確認しているか。公式FAQでは形式はコースや選考ステップで異なり、書類選考後に案内するとしています

よくある質問

リクルートの最終面接の合格率は?

確認した公式ページや体験談の一覧に、合格率や通過率の公表値は見つかりませんでした。出典のない数字は載せません。準備の判断材料としては、受けるコースの面接回数の目安(上の表)と、公式の価値観を確認してください。

リクルートの新卒の面接は何回ですか?

2027年度の公式ページでは、コースごとに目安が違います。ビジネスグロースとプロダクトグロースは2回、デザインは3回、エンジニアとデータスペシャリストは4回です。状況により追加されることがあります。

リクルートの面接に服装の指定はありますか?

新卒については、公式のよくあるご質問に「スーツの着用はしていただかなくて構いません」とあります。中途の服装は確認した公式ページに記載がなく、応募時の案内で確認してください。

まとめ

  • 新卒(2027年度)の公式ページでは、面接回数の目安はコース別で、ビジネスグロースとプロダクトグロースが2回、デザインが3回、エンジニアとデータスペシャリストが4回
  • 面接の形式はコースや選考ステップで異なり、書類選考後に案内される(公式FAQ)。就活会議の一覧で確認できた最終面接の体験談9件(表示分)では対面が8件、オンラインが1件
  • 体験談の質問は、力を入れたこと、人生の転機、入社後にやりたいことなど、本人の選択と動機に関するものがある
  • 中途は確認した公式ページに選考フローの記載がなく、応募ポジションの案内で確認する
  • 結果連絡の時期、合格率は確認できなかった