三菱UFJ銀行の最終面接について、確認した公式の採用ページには、新卒の面接回数や最終面接の形式を示す記載を確認できませんでした。中身を知る手がかりは、公開されている選考体験談が中心になります。

この記事は株式会社三菱UFJ銀行の採用に絞っています。三菱UFJ信託銀行や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などグループ各社の選考は対象外です。公式ページで確認できたコースと中途の選考フロー、年度とコースを区別した体験談の例を分けて整理し、そのうえで最終面接までに見直したい点を編集部の助言としてまとめます。

三菱UFJ銀行の新卒の選考と最終面接の位置づけ

新卒はコース別に募集されている

2026年10月時点の新卒採用サイトの職種紹介には、オープン、グローバル、カスタマーサービス、トレードビジネス、フィナンシャル・エンジニアリング、戦略財務(会計・税務)、システム・デジタル、ウェルスマネジメント、グローバル・マーケッツのコースが並んでいます。たとえばオープンは法人、ウェルスマネジメント、投資銀行など幅広い金融業務を学ぶコース、システム・デジタルは銀行サービスという社会インフラの構築・運用や、フィンテックなど新しいデジタル技術の分析と実ビジネスへの結びつけを担うコースと説明されています。

同じ時点のFAQには、プロフェッショナル職の併願はできず、職種別の併願は認められていないと書かれています。エントリーはマイページから行い、エントリーシートの提出、WEB適性テスト2種類の受検、履修履歴の登録、顔写真の提出がそろうと完了します。学部による有利・不利や、特定の資格・知識による有利・不利はないとも案内されています。

面接は何回か:体験談にある例

面接回数は公式で確認できなかったため、体験談の例だけを挙げます。ワンキャリアの23卒・オープンの体験談では、選考ステップが リクルーター面談、エントリーシート、WEBテスト、一次面接、二次面接、最終面接、内定の順で掲載されています。同じく25卒・システム・デジタルの体験談では、ES、一次面接(2024年3月下旬)、二次面接(2024年4月上旬)、最終面接、内定という流れです。いずれも1人の例で、年度やコースで流れが変わる可能性があります。

最終面接の形式:体験談にある面接官・時間・場所

公式FAQでは、選考は状況に応じてオンラインまたは対面で行い、対面の場合はエントリー内容に応じた地区会場が連絡されると案内されています。最終面接の形式そのものは、体験談3例を並べると次のとおりです。

項目 23卒・オープン(a) 23卒・オープン(b) 25卒・システム・デジタル
実施時期 2022年4月下旬 2022年4月下旬 2024年4月上旬
会場 関西。大阪本店への案内 東京のオフィス 東京のオフィス(対面)
面接官 1人(50代男性との記載。役職の記載なし) 1人(ベテラン人事との記載) 1人(人事部の上の立場の方との記載)
時間 30分 45分程度 45分
結果 当日その場で内定 2〜3日以内に電話 当日その場で

3例とも面接官1人・学生1人の個人面接ですが、会場、時間、結果の伝わり方は揃っていません。(b)は、受付後に会議室で若手の人事と雑談して緊張をほぐしてから、別室で面接が始まったと書かれています。(a)の投稿者は、面接官が厳格そうに見えても、最初から笑顔で話すと表情が和らいだと振り返っています。

最終面接で見られること:公式の価値観から

最終面接の評価項目は、確認した公式ページに書かれていません。準備の手がかりになるのは、採用サイトに載っている価値観です。

MUFG Wayでは、パーパスを「世界が進むチカラになる。」、共有すべき価値観を「信頼・信用」「プロフェッショナリズムとチームワーク」「挑戦とスピード」としています。採用メッセージにも、顧客や社会からの信頼を積み重ねること、プロフェッショナルが集うチームで課題に向き合うこと、困難な挑戦を通じて個人と組織が成長し続けることが書かれています。

経営戦略のページによれば、現在の中期経営計画は2024年度からの3年間で、「成長戦略の進化」「社会課題の解決」「企業変革の加速」を柱にしています。志望動機を語るときは、自分が志望するコースの仕事が、この3本柱のどこにつながるかを言葉にしておくと、公式の方向性と結びついた話になります。

体験談にある質問と答え方の組み立て

23卒・オープンの例(a)

大阪本店で30分だった例では、次の質問が書かれています。投稿者の回答内容の記載はありません。

  • 緊張したときの対処法
  • 人生で力を入れたこと3つ
  • 挫折経験
  • やってみたい仕事
  • 活かせると思う自分の長所、友人から見た長所と短所
  • 大変なことも多い仕事への意気込み
  • 最後に言いたいこと

23卒・オープンの例(b)

東京で45分程度だった別の投稿では、次の質問が挙げられています。

  • 就活の軸とその形成過程
  • 受けている業界と、その中での銀行の志望度
  • 三菱UFJ銀行の志望動機と志望度
  • 挫折経験
  • 人生のターニングポイント
  • 入行後にやりたいこと
  • これからの銀行の在り方
  • 逆質問

投稿者は、これまでの面接と矛盾しない発言を心がけ、志望度や熱意をより強く伝えるようにしたと振り返っています。

25卒・システム・デジタルの例

25卒の投稿では、就活をいつ始めたか、これまでの就活の自己評価とその理由、事業会社のIT部門を志望する理由(ITコンサルやSIerではない理由を含む)、強みと弱み、他社の選考状況、逆質問が挙げられています。対面のため第一印象を意識し、志望度が伝わる話し方に気を配ったとのことです。

答え方の組み立て例

挫折経験は23卒の2例に、他社の選考状況や業界内の志望度は23卒(b)と25卒の例に出ています。例ごとに質問は違い、一般化はできません。ここでは志望動機の組み立て方を、編集部の作例として示します。

この作例は、25卒の体験談にある質問と、経営戦略ページの記載を結びつけた編集部の例です。実際の面接で同じ質問が出るとは限りません。

中途採用の選考フロー

中途の最終面接の面接官、時間、質問は、確認した公式ページと体験談のどちらにも情報を見つけられませんでした。確認できたのは公式の選考の流れです。

三菱UFJ銀行のキャリア採用ページ(2026年度)では、募集コースはプロフェッショナル職で、ファシリティマネジメント職は2026年度入行での募集がないとされています。選考は、書類選考、部門面接(複数回)、人事面接(複数回)と適性検査、内定の順で、入社日は個別に相談して決めると書かれています。

募集業務一覧から職種を選んで応募する方式です。具体的な面接回数やオンライン面接の有無は、このページに記載を確認できませんでした。応募する職種の募集案内と、選考の連絡メールで確認してください。

結果連絡の時期:体験談の例と確認の仕方

公式採用ページに結果連絡の時期の記載は確認できませんでした。体験談では次の例があります。

  • 23卒・オープン(a):当日中、その場で内定とされた
  • 23卒・オープン(b):2〜3日以内に電話があった
  • 25卒・システム・デジタル:結果通知は当日、その場でとされた

連絡の時期は年度やコースで変わる可能性があるため、面接の最後に連絡方法と時期を確かめておくと安心です。

最終面接前に見直したい点

不合格になった人の傾向を調べた公開情報は見つかっていません。そのため、ここでは体験談にある質問と公式の価値観から、準備の観点を挙げます。

  • 一次・二次との一貫性:体験談(b)の投稿者が意識していた点です。ESや過去の面接で話した軸と志望動機が食い違っていないかを、自分の言葉で確認します。
  • コースを選んだ理由:プロフェッショナル職は併願できません。なぜそのコースか、他のコースではないのはなぜかを説明できるようにします。25卒の例では、ITコンサルやSIerではなく事業会社のIT部門を選ぶ理由が問われています。
  • 銀行を志望する理由と他社との比較:業界の中での銀行の志望度は23卒(b)の例に、他社の選考状況は25卒の例に出ています。
  • 入行後にやりたいことと、銀行の今後:23卒の例には、入行後にやりたいこと、これからの銀行の在り方が出ています。中期経営計画の3本柱を読んで、自分の言葉で触れられるようにします。
  • 逆質問:3例のうち2例で逆質問の時間があります。公式サイトで調べても分からなかったことを1〜2個用意します。

同じ銀行の準備として、三井住友銀行の最終面接の記事も参考になります。

よくある質問

三菱UFJ銀行の最終面接の通過率は分かりますか。

確認できる公表値はありません。確認した公式採用ページに通過率や倍率の記載はなく、出典のある数字も見つかっていません。数字より、コースの選考案内と自分の準備を優先してください。

三菱UFJ銀行の最終面接の結果はいつ分かりますか。

体験談では、その場で伝えられた例が2つ、2〜3日以内に電話があった例が1つあります。いずれも23卒・25卒の投稿です。公式の記載は確認できなかったため、面接の最後に確認するのが確実です。

三菱UFJ銀行の最終面接はどこで行われますか。

体験談では、大阪本店(23卒・オープン)と東京のオフィス(23卒・オープン、25卒・システム・デジタル)の例があります。公式FAQでは、対面の場合はエントリー内容に応じた地区会場が連絡されると案内されています。

三菱UFJ銀行に就職するのは難しいですか。

難易度を示す公表値は確認できませんでした。公式FAQでは、学部による有利・不利や、特定の資格・知識による有利・不利はないと案内されています。数字で難しさを測るより、志望コースを選んだ理由と、一次・二次から一貫した志望動機を準備するほうが具体的です。

三菱UFJ銀行の中途採用の面接は何回ありますか。

公式のキャリア採用ページには、部門面接と人事面接がそれぞれ複数回あると書かれています。合計の回数は確認できませんでした。職種ごとに案内が違う可能性があります。

まとめ

  • 新卒はコース別に募集され、プロフェッショナル職は併願できない。面接回数と最終面接の形式は、確認した公式ページに記載を確認できなかった
  • 体験談3例(23卒オープン2例、25卒システム・デジタル)の最終面接は、いずれも面接官1人の個人面接。時間は30〜45分程度、場所は大阪本店または東京のオフィス
  • 挫折経験は23卒の2例に、業界内での銀行の志望度は23卒(b)に、他社の選考状況は25卒の例に出ており、質問は例ごとに違う。コースによって異なるため、自分の志望コースの案内と合わせて準備する
  • 中途は書類選考、部門面接(複数回)、人事面接(複数回)と適性検査という公式の流れが確認できた。最終面接の中身は情報が見つからなかった
  • 通過率などの数字は確認できる公表値がない。準備は、MUFG Wayと中期経営計画に結びつけた志望動機の一貫性が軸になる