アイリスオーヤマの新卒採用は、公式の採用コースのページで、どのコースも最終面接を「対面」で行うと案内されています。最終面接は会場に足を運ぶ前提で準備します。
この記事では、公式ページで確認できる選考フローと求める人物像、公開されている面接体験談の範囲で分かる最終面接の形式と質問例を整理します。回答の組み立て方や、中途採用について確認できたことも載せました。
体験談は個人の投稿で、年度・職種・拠点によって違いがあります。全員に当てはまる情報としては扱わず、準備の材料として読んでください。
アイリスオーヤマの選考フローと最終面接の位置づけ
新卒採用の流れ
アイリスオーヤマの採用コースのページでは、全14コースが設けられ、コースごとに選考フローが示されています(2026年10月時点で確認。2027年卒・2028年卒のエントリー窓口が並んで掲載されています)。
| コース | 選考フロー |
|---|---|
| 文系総合職、アスリート、グローバル、財務経理、ロジスティクス、理系総合職 | ES → 録画面接 → SPI適性検査 → 個人面接(WEB) → 最終面接(対面) |
| 開発職/技術職、製造、システムエンジニア、応用研究、施工管理技士、日用品設計開発、デザイナー | ES → 集団面接 → SPI適性検査 → 個人面接(WEB) → 最終面接(対面) |
| 専門短大 | ES → SPI適性検査 → 個人面接(WEB) → 最終面接(対面) |
どのコースでも、最終面接は選考フローの最後に置かれています。応募には、同社のマイページへのエントリーが必要です。
コースの対象は分かれています。たとえばアスリートコースは大学の体育会に3〜4年プレイヤーとして所属している人、グローバルコースはTOEIC850点以上などの条件が書かれています。応募条件は採用コースのページで自分のコースを確認してください。
最終面接の前までに何回あるか
公式のフロー上は、文系系コースなら録画面接、個人面接(WEB)を経て最終面接です。公開体験談では、27卒の営業職の例で1次の録画面接、2次のオンライン面接のあとに最終面接が行われています(就活会議)。コースによって前段の面接の形式が違うため、自分のコースのフローで確認します。
最終面接の形式:公式と体験談で確認できること
公式ページで確認できるのは「対面」までです。面接官や時間は書かれていません。以下は、公開されている27卒・26卒の体験談から確認できた例です。
| 年度・コース | 会場 | 面接官 | 時間 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 27卒・営業職 | 東京支社 | 1人(20年目の役員と記載) | 40分 | 就活会議 |
| 27卒・総合職 | 浜松町のオフィス | 1人(役職の高い方と記載) | 30分 | 就活会議 |
| 27卒・理系早期選考コース | 角田工場 | 2人(人事部長と応用研究部部長と記載) | 30分 | 就活会議 |
| 26卒・技術系・デザイン系 | 記載なし | 人事の上位者と部門長と記載 | 記載なし | ワンキャリア |
3件の27卒の例では、会場は東京の拠点と宮城県の角田の工場に分かれており、時間は30〜40分でした。理系の例は面接官2人、文系の例は1人でした。件数が少ないため、「文系は1人、理系は2人」と一般化はできません。
これらの例の範囲では、最終面接の面接官は人事部門の責任者、部門長、役員クラスといった役職の高い人でした。ただし、いずれも投稿者の記載であり、全員がそうだとは言えません。
最終面接で見られること
公式の求める人物像
アイリスオーヤマの求める人物像・採用メッセージには、次の3点が書かれています。
- 主体性:自ら問題を発見し、解決に向けて考え、行動に移せる人
- 成長意欲:何事にも目的意識をもって取り組める、高い向上心がある人
- 目標達成意欲:自ら目標を掲げ、その達成に向けて意欲的に取り組める人
採用メッセージには「Will×Empathy」という言葉があり、志と共感を軸にした採用活動を行うと説明されています。採用責任者の声には、新規事業に挑戦する会社であること、変化を前向きに捉えて自ら考え行動する姿勢への期待が書かれています。
事業と社風を志望動機につなげる
最終面接の志望動機を固める材料として、公式ページから次の点が確認できます。
- 事業紹介:BtoC事業は総商品数25,000点を持ち、年間1,000点の新商品を出している。「ユーザーイン発想」のもとで生活者の不満や不便を解消する開発を掲げ、開発コンセプトは「S・R・G」(シンプル・リーズナブル・グッド)
- 社風・職場環境:毎週月曜日に、社長へ新商品を提案するプレゼン会議があり、商品企画・開発の担当者にとって最初の重要なステップになっている
業績面では、2026年1月15日に発表された内容として、電波新聞デジタルの報道に、2025年度のグループ売上高は7949億円(前年比2.4%増)、経常利益は454億円(同19.5%増)とあります。2026年度の計画は売上高8640億円で、食品、ヘルスケア、ロボティクスなどに力を入れる方針が書かれています。数字を暗記する必要はありませんが、「どの事業で自分が貢献したいか」を語る土台になります。
聞かれやすい質問と答え方の組み立て
公開体験談で確認できた質問
最終面接で聞かれた内容として、次の例が公開されています。
- 27卒・営業職:採用するメリット、キャリアプラン(就活会議)
- 27卒・総合職:高校を選んだ理由、自身の研究内容、学生時代に力を入れたこと、志望動機、自分らしさを感じる瞬間、他社の選考状況(就活会議)
- 27卒・理系早期選考コース:研究で苦労したことと乗り越え方、アイリスオーヤマで実現したいこと、学生時代に力を入れたこと、志望動機、就活の軸、他社の選考状況(就活会議)
- 26卒・技術系・デザイン系:志望動機、研究内容、学生時代に力を入れたこと、他社の選考状況(ワンキャリア)
複数の例に、志望動機、学生時代の経験、他社の選考状況が含まれています。ただし、これは確認できた数件の範囲の話で、「必ず聞かれる」とは言えません。
「採用するメリット」への答え方
営業職の例にあった質問です。強みを言い切ったうえで、それが入社後にどう役立つかまで話します。
「アイリスオーヤマで実現したいこと」への答え方
事業の特徴に触れ、自分の経験と接続します。会社の言葉を借りるだけでなく、自分の行動で語ります。
他社の選考状況を聞かれたとき
複数の例で聞かれた項目です。受けている企業名と進み具合を、事実の範囲で伝えます。志望順位を聞かれたら、アイリスオーヤマを選ぶ理由を一言で添えます。順位を偽ると、後の質問で矛盾が出ます。
中途の最終面接で違う点
アイリスオーヤマの採用FAQには、既卒者の扱いが書かれています。正社員として就業経験のある30歳未満の人は「第二新卒コース」で応募でき、30歳以上の人は「キャリア採用」から応募する案内です。
キャリア採用の選考フローや求める人物像について、公式サイトで確認できる情報は見つかりませんでした。そのため、中途の面接回数や形式はこの記事では書いていません。
公開体験談としては、ワンキャリアに中途の面接報告が4件あります。そのうち最終面接で質問内容が読めるのは、2018年2月の生産技術の例で、転職理由と海外での勤務経験の有無が質問として挙がっています。ほかの例は会員限定で、面接官・時間・形式も確認できませんでした。10年近く前の1件のみのため、現在の中途の最終面接を代表する例としては扱えません。
中途で準備しておきたいのは、転職理由、これまでの実績、入社後に担う役割を、公式の求める人物像(主体性・成長意欲・目標達成意欲)と結びつけて話せる状態にすることです。
落ちる人に多いパターン・注意点
不合格になる理由は公開されていません。ここでは、確認できた事実から注意点だけを挙げます。
- 会場までの移動を軽く見る:最終面接は対面で、東京の拠点や宮城県の角田の工場など、会場が分かれた例があります。案内メールで会場と集合時間を確認し、余裕を持って動きます。
- 学生時代の経験の深掘りに備えない:公開例では、高校を選んだ理由や自分らしさを感じる瞬間といった、人柄を掘り下げる質問がありました。エピソードは理由や動機まで答えられるようにしておきます。
- 志望動機が会社の言葉の引用で終わる:ユーザーイン発想などの言葉を使うなら、自分の経験とのつながりを添えます。
- 他社の選考状況を曖昧にする:複数の例で聞かれています。事実の範囲で答えられるよう整理しておきます。
最終面接で落選した投稿も、通過した投稿も公開されています。同じ質問内容でも結果が分かれており、質問の種類から合否は読み取れません。
結果連絡の目安
公式には結果連絡の目安の記載がありません。公開体験談では、27卒の3件はいずれも最終面接後の通知手段がメールで、通知までの期間は「1週間以内」(営業職の例)または「1週間以上」(総合職と理系早期の例)と記録されています。個人の例のため、連絡時期は選考ごとの案内で確認します。
よくある質問
アイリスオーヤマの最終面接はオンラインですか。
公式の採用コースのページでは、全コースで最終面接は「対面」と案内されています。公開体験談でも、東京の拠点や角田の工場での対面実施が報告されています。
最終面接の面接官は誰ですか。
公式には記載がありません。公開体験談では、役員、人事部長、部門長などの記載があります。これらは個人の投稿で、全員に当てはまるものではありません。
最終面接の時間はどれくらいですか。
公式には記載がありません。公開されている27卒の3件では30〜40分でした。
志望動機を考えるときの比較先はありますか。
暮らしの商品を扱う企業として、ニトリの最終面接の記事で、別の企業の公式情報と体験談も確認できます。
まとめ
- 公式の採用コースでは、全14コースで最終面接が「対面」と案内されており、フローの最後に置かれている
- 公開体験談の27卒の例では、最終面接は30〜40分で、会場は東京の拠点や角田の工場、面接官は役員や部長クラスの記載があった
- 公式の求める人物像は「主体性」「成長意欲」「目標達成意欲」で、エピソードを1つずつ用意して志望動機を事業の特徴(ユーザーイン発想、新規事業への挑戦)と結びつける
- 質問は志望動機、学生時代の経験、他社の選考状況などの例があるが、必ず聞かれるとは言えない
- 中途の選考フローは公式で確認できなかったため、応募時に募集要項やエージェントで確認する