ニトリの総合職の選考は、リクルーターとの面談、人事面談、複数回の面接を経て最終面接に進む例が公開されています。「ニトリ 最終面接」と合わせて「三次面接」「プレゼン」で調べる人も多いため、この記事ではその2点についても、確認できた範囲で触れます。
ニトリは公式サイトで新卒総合職の詳細な選考フローを公開していません。そのため、この記事は公式に確認できた採用方針と、就活サイトに公開されている選考体験談を分けて整理しています。体験談は個人の例であり、年度・職種・応募者によって異なる点に注意してください。
ニトリの選考フローと最終面接の位置づけ
公式に確認できること
新卒総合職の選考ステップを示した公式ページは、今回の調査では見つかりませんでした。確認できたのは次の内容です。
- 通年採用: 総合職の採用選考を随時受け付ける通年採用が2026年度から導入され、入社時期は従来の4月・10月に加えて7月と1月が新設されたと報じられています(北海道新聞)。ニトリホールディングスも2026年4月13日付でプレスリリースを出しています。
- 求める人物像: サステナビリティのページに、夢や目標を持ち、出会いや経験、試行錯誤を糧に実現へ挑戦し続ける人を求める、ロマン(志)とビジョンに共感する同志を募る、といった趣旨の記述があります。
選考体験談に見る流れ
2027年度卒(27卒)の総合職について、次のような流れが公開されています。
| 体験談 | 流れ |
|---|---|
| 就活会議(27卒・総合職・内定) | インターン → 1次面接(オンライン) → 2次面接(大阪本部で対面) → 最終面接 |
| 就活会議(27卒・総合職・通過後に辞退) | インターン → リクルーター面談・人事面談 → 1次面接 → 最終面接 |
2件で面接の回数が異なります。同じ年度でも、1次の次がすぐ最終面接になる例と、2次面接を挟む例があります。
三次面接は必ずあるのか
公式の選考フローが確認できないため、「ニトリは三次面接が必ずある」とは言えません。公開されている体験談では、次のような例があります。
- 上記の27卒の2件では、面接は1次と最終、または1次・2次と最終の構成でした。三次面接を挟んだ記録は確認できませんでした。
- 2018年卒の古い体験談では、三次面接の冒頭で1〜3分の自己PRを求められ、その後に志望動機やキャリアプランを深掘りされたという記録があります(ワンキャリア)。現在の選考にそのまま当てはまるかは分かりません。
面接が三次まで行われるかどうかは、人によって異なると考えておくのが安全です。次に進む面接が「最終」かどうかは、前の面接の終わりに人事へ確認できる場合があります。
最終面接の形式
公開されている体験談から、最終面接の形式を並べます。
| 年度 | 場所・形式 | 人数 | 時間 | 面接官 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| 27卒(2026年1月上旬) | 対面(大阪本部) | 学生1・面接官1 | 30分 | 中堅の新卒採用者 | 就活会議 |
| 27卒(2025年12月下旬) | 対面(目黒のオフィス) | 学生1・面接官1 | 50分 | 新卒採用部シニアリーダー | 就活会議 |
| 26卒(2024年12月) | 対面(東京のオフィス) | 学生1・面接官1 | 1時間 | 人事部長 | ワンキャリア |
3件とも1対1の対面で、面接官は新卒採用に関わる担当者から人事部長まで幅があります。時間も30分から1時間とばらつきがあり、年度や担当者によって異なる点は共通して言えそうです。
通過の連絡は、27卒の2件ともその場で直接伝えられ、即日でした。
最終面接で見られること
公式の求める人物像(夢や目標への挑戦、ロマンとビジョンへの共感)と、体験談で聞かれた内容は重なっています。27卒の2件で聞かれた質問は、次のとおりです。
- 入社後のキャリアプラン、なぜ店舗運営部で店長まで経験したいのか(就活会議)
- なぜ金融ではなくニトリを選んだのか、入社後のキャリアプラン(就活会議)
- 学生時代に力を入れたこと、志望動機、ニトリならそれが実現できると思う理由(26卒・ワンキャリア)
3件に共通していたのは、志望動機とキャリアの展望を、ニトリでの仕事と結びつけて聞かれている点です。全員に同じ質問がされるわけではありませんが、この2点は事前に整理しておく価値があります。
時間配分が公開されている例もあります。50分だった例では、アイスブレイク3分、自己紹介1分、自己PR5分、就活の軸5分、なぜこの業界か5分、入社後にやりたいこと5分、他社の選考状況3分が記載されています(就活会議)。
会社のビジョンを志望理由に結びつける
ニトリは中長期ビジョンとして「2032年度 3,000店舗・3兆円・買上客数2億人以上」を掲げ、ロマンは「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」とされています(2022年の記事による)。目標は年度で更新される可能性があるため、IR資料で最新の数字を確認してから使います。
ビジョンを引用するだけでは志望理由になりません。自分が何を経験してきて、その経験がこのビジョンのどの部分と結びつくのかを、一文で言えるようにしておきます。
聞かれやすい質問と答え方
「よく聞かれる」と言い切れる根拠はありませんが、前述の体験談で実際に出た質問を土台に、準備しやすい形に整理します。
想定質問
- 志望動機と、他社でなくニトリを選ぶ理由
- 入社後のキャリアプラン(店舗運営から始まる場合の想定を含む)
- 学生時代に力を入れたことと、そのなかでの自分の役割
- 就活の軸と、他社の選考状況
回答の組み立て例
具体的な数字や出来事は、自分の経験に置き換えてください。
プレゼンについて
KWに「プレゼン」があるため、確認できた範囲を書きます。
- 本選考の最終面接でプレゼンが課されたという記録は、今回の調査では見つかりませんでした。
- 26卒秋のインターンでは、2日間で2回、商品企画部への壁打ちを設定して他班のメンターにプレゼンする形式が紹介されています(外資就活ドットコム)。これは本選考ではなくインターンの課題です。
- 2018年卒の三次面接では、冒頭に1〜3分の自己PRが求められた記録があります(前述のワンキャリアの例)。
したがって、資料を使った本格的なプレゼンを前提にするより、1〜3分程度で自己PRや志望動機を話す準備をしておくほうが現実的です。ただし年度で選考内容が変わるため、案内メールやマイページの指示を必ず確認してください。
中途の最終面接で違う点
ニトリの中途(キャリア採用)の公式な選考フローは、今回確認できませんでした。公開情報も少なく、ワンキャリアの中途の最終面接ページには、体験談の件数が少なく情報が偏る可能性があるという注記があります。その1件の例では、退職理由・転職理由に加えて、会社の理解度と将来のビジョンが問われたとされています。
中途の場合に整理しておくと役立つ点は次の3つです。
- 転職理由が、ニトリでなければならない理由につながっているか
- これまでの職務で出した成果を、応募ポジションでどう再現できるか
- 入社後のキャリアの見通し
落ちる人に多いパターン・注意点
落選の理由を示す公開情報はなく、傾向を断定できません。体験談から言える範囲で、準備の注意点を挙げます。
- キャリアプランを聞かれる例が複数あるため、「何となく店舗から」では答えにくくなります。店舗運営での経験と、将来やりたい仕事を結びつけて話せるようにします。
- 志望動機が、業界の一般論で終わっていないか。他社でも成立する理由は、比較されたときに弱くなります。
- 面接官の役職や時間が事前に分からない場合があります。30分でも50分でも、自己PRを短く話せる準備があると対応しやすくなります。
結果連絡の目安
27卒の2件では、最終面接の通過はその場で直接伝えられ、即日でした。一方で、他の応募者の連絡時期は確認できていません。ニトリ事業の店舗スタッフのオンライン面接についての公式案内には、結果連絡まで3〜5日程度かかる場合があるという記載があります(ニトリ採用サイト)が、これは店舗・短期スタッフ向けで、総合職には当てはまりません。
よくある質問
ニトリの最終面接の面接官は誰ですか。
公開されている体験談では、新卒採用部のシニアリーダー、中堅の新卒採用者、人事部長の例があります。いずれも1対1でした。年度や担当者により異なります。
ニトリの最終面接は何分ですか。
公開されている3件の体験談では、30分、50分、1時間でした。決まった時間は確認できていません。
ニトリの最終面接はオンラインですか。
27卒・26卒の最終面接の体験談では、いずれも対面でした。一方で、1次面接がオンラインだった例があり、選考段階によって形式が分かれる場合があります。
通年採用ではいつでも応募できますか。
総合職では通年採用が導入され、入社時期は4月・10月に加えて7月・1月が設けられたと報じられています。応募の可否や条件は、公式の採用サイトで確認してください。
他の小売企業の最終面接も参考になりますか。
小売の志望理由の作り方という点では、ファーストリテイリングの最終面接の記事が参考になります。
まとめ
- ニトリは新卒総合職の詳細な選考フローを公開していないため、公開されている体験談は個人の例として扱います。
- 27卒・26卒の最終面接の体験談3件は、いずれも1対1の対面で、30分から1時間でした。
- 質問は、志望動機とキャリアプランに集中しており、ニトリでの仕事と結びつけて話す準備が必要です。
- 三次面接が必ずあるとは確認できず、本選考でのプレゼン課題も確認できませんでした。1〜3分程度の自己PRを準備しておくのが現実的です。
- 通年採用が導入されているため、応募条件と日程は公式サイトで必ず確認してください。